偽造品と本物

ネットから入手したED治療薬にいろいろ問題があることがわかっているのに、どうして購入者が多くいるのでしょうか?それはインターネットでED治療薬をインターネットでED治療薬を手に入れられるなら、医療機関から処方されるよりもかなり安く済むからで、更には、診察などわずらわしさもないので、それでいいと思う人もいるのでしょう。
家に居ながら注文ができ、数日後には自宅に届けられるので、人に知られず、簡単に安く入手、という手軽さは魅力的に映るのかもしれません。いずれにしても、前述したように多くのリスクがありますから、医療機関で受診して正しいED治療薬の知識を得て、利用することを改めてお勧めしておきます。
何しろネット購入品の半分偽造品なのです。実際に、ED治療薬を製造、販売している国内の4社が、日本とタイの調査会社を通じ行った合同調査(2008年8月から2009年4月)によれば、ED治療薬の55.4%で、特にタイでは67.8%が偽造品だったのです。
偽造品の場合は、有効成分が承認用量よりも多かったり少なかったりばらつきがあり、ひどい場合には、有効成分が少ないどころか、全く含まれていないものもあったそうです。また、複数の不純物、効果のない無関係な成分を含むものもあったようです。偽造品は手の込んだものが多く、正規品にかなり類似した色や形状をしており、これでは、一般の人は判別することができないでしょう。