注意!ネットから入手したED治療薬は偽造品ばかり

ジェネリックを謳った偽物

 

 

ジェネリック(後発)医薬品を謳った偽物もあります。ネット上で、「本物です」、「海外で製造されたジェネリック医薬品です」と謳われていても信用してはいけません。こうした偽物はかなりが多いので特に注意が必要です。

 

前述した4社の全国ED治療薬使用者の調査でも、「ED治療薬の偽造品がネット上でいろいろ出回っていること」は、使用者全体の90%以上が認識しているのです。そんな人を相手にジェネリック医薬品を謳った偽物が暗躍するのです。

 

ちなみに、本物と偽造品を区別できるか、という問いに、ネット購入者の75.4%、医療機関受診者の95.1%が区別できないと回答しています。つまり、精巧な偽造品がいろいろ出回っているということです。

 

ところが、そうした事実があるのに、ネット購入者は、自分が直近で購入したものを本物だと思うかという問いに87.7%がYESと回答しています。ネット上の偽造品のことを認識しているのに、自分の購入したものだけは本物と考えているわけです。明らかに、ネットサイトの安全性を過信しているのです。

 

これでは被害は減りません。そして、ネット購入者の約40%が副作用を経験しており、そうでありながら、その際の対応はせずに「放っておいた」という人が90%もいるのです。こうした現状では健康被害のリスクを招く一方です。また、偽造品による健康被害の実態も把握しにくくなっています。